OneNoteはEvernoteの代わりと成り得るか OneNoteヘビーユーザーがクラウド系デジタルノートについて書く

SPONSORED LINK

『カンシンゴト』さんでEvernoteとOneNote(Microsoft OneNote)の話題が出ていた。Evernoteの有料プランを更新するか、新しく代替ツールを導入するかという検討についての話題だ。
Evernote有料プランがもうすぐ終了。代わりのアプリはないのか – カンシンゴト
そこでOneNoteも候補に挙がっていた。クラウド系デジタルノートについては、筆者はOneNote2003から使っているヘビーユーザーである。
Evernoteの代わりにOneNoteを、というお勧め記事が書けるかと思ったけど、全く書けなかった。
理由としては、幾つかある。

  1. EvernoteとOneNoteの作りが余りにも違いすぎるため、代替ツールとして考えるのは難しい
  2. OneNoteの無料版を使っていないのでUIや使い勝手がどの程度なのか分からない
  3. OneNoteのアプリ版を使っていない

以下、順に見ていこう。

1.EvernoteとOneNoteの作りが余りにも違いすぎるため、代替ツールとして考えるのは難しい

EvernoteユーザーがOneNoteに違和感を感じるように、OneNoteユーザーの筆者もEvernoteのクライアント版は入れて余りの使い辛さに直ぐに消してしまった、といったことがあった。

後述するが、一時期OneNoteスマホアプリからの同期に失敗して、Evernoteへの移行を考えたのだが、余りにもツールとして思想が違うので、諦めてOneNoteと共存する道を選んだ。
筆者にとっては例え同期エラーの危険があってもOneNoteと心中する方が価値があると思えた。

(話題は少し逸れるが、OneNote以前はd3(ディーキューブ。TiddlyWikiをベースにした GTD ツール)というツールをUSBに入れて持ち運び、私生活と仕事管理に使っていたことがあったが、OneNoteとiPhoneを使うことでd3の面倒な運用から開放された。)

OneNoteは「ノートブック」「セクション」「ページ」という3層構造(正確にはセクションを束ねてカテゴライズして4層構造にする事も可能。)できっちり階層を管理して作り込んでいく感じのソフトになっている。
詳しくはこの記事などを見て頂ければ分かるだろう。

OneNoteで覚えておきたい「ノートブック」の構造 | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう

イメージとしてはExcel(Microsoft Excel)にタブが付いた感じに近い。
Excelは元が表計算ソフトであることもあり「ファイル」「シート」の2層構造でしかなく、非常に単純な構造でしか書くことが出来ないため、内容の作り込みは難しく、企業などではフォルダの階層構造で管理、ファイル名の付け方やシート名の付け方で管理、と現場が苦しい工夫をして管理している。

このように万能ソフトといえど単純な構造にしか出来ないExcelだが、タブが付けば、かなり管理し易くなるのはイメージ出来るかもしれない。
OneNoteはそれに似ている。クラウドがない頃から筆者が使ってきたのもこの3層構造による管理のし易さに他ならない。

ピン止めで普段使うノートを端に出しておけば、ノートブックに対応した話題やタスクに即座に反応出来、自分の脳とOneNoteの間でストレスなくインプット・アウトプットが成立する。

OneNoteのノートブックの一覧をピン留めする方法 – Digital Analyzer Zero

また、OneNoteにはノートシールというタグみたいなものがあるが、筆者はノートシールは使っていない。ノートシールを使わなくても、単にキーワード検索で十分目的の記事を探せる。検索すると一致するものがページごとにハイライト表示されるため、タグ付けする必要すらない。

Evernoteは今更筆者が書くまでもなく、ネットに色んな記事があり、それだけの使用方法が存在する。が、基本はタグ付け管理だと思う。少なくともクライアント版を入れてみた時はそう思った。そして、箱にごった煮の記事を入れてタグ付けで記事を管理する、という運用は筆者には無理だった。
やはり、一層目のノートブックから話題ごとにきっちりと作って分けたい。

そういうわけで、OneNoteとEvernoteは機能は似ていても思想やUIが全く異なるので、どちらかに慣れたユーザーには移行が難しいと思う。

2.OneNoteの無料版を使っていないのでUIや使い勝手がどの程度なのか分からない

筆者はOneNote2003から使っているが、それはずっとソフトに金を払ってきたということでもある。しかし、2014年にOneNoteは無料化された。
その時は、筆者はOffice2013をPCに入れて使っていたので、無料化されたOnenoteがどうなっているのか、触ったことがない。
これほど筆者にとっては素晴らしいソフトだが、企業でOneNoteをデジタルノートとして使っている企業は知る限りなく、大半の企業は使い辛いExcelを今なお文書ソフトとして使っている。
OneNoteを今から使うというユーザーはほとんど、まず無料化のものをダウンロードして使うのだと思うが、筆者の環境ではOffice2013のOneNoteなので、無料化との違いがよく分かっていないのだ。
それでUIや使い勝手を知る由もなく、これほどのヘビーユーザーなのに記事が書き辛い。

3.OneNoteのアプリ版を使っていない

2014年、iPhone5を使っていた時にOneNoteアプリでクラウド・PC・スマホ間で同期しまくっていたのだが、スマホから同期をかけた時同期エラーが起きてノートブックが一部消失してしまったことがあった。
それ以来、怖くてOneNoteのスマホアプリを使っていない。

Onenote同期エラー – Digital Analyzer Zero

その一件以来、スマホからOneNoteを使うことはなく、PCのデータをクラウドに出し入れする使用に留まっている。
しかしそれで十分だ。

簡単なメモはPCからGmailに送っておいて出先でiPhoneからGmailで見れば済む。
出先でのメモ取りは筆者はほとんどiPhoneでは行わない。入力が面倒だからだ。
オフィシャルな場なら手帳に書くし、非公式な時や緊急時ならカメラで撮影することもある。
スマホからOneNoteのノートブックを参照する必要もない。
ノートブックのデータは膨大すぎて例えスマホアプリで同期しても動作が重くなるし実用的ではない。
スマホのデジタルメモ類からOneNoteに同期する必要もない。デジタルメモが必要ならGmailに一旦送っておけばいい。

アプリ版のOneNoteは同期エラーが怖いというのもあるが、TPO的にもiPhoneアプリからわざわざOneNoteでデータを引っ張ったり、クラウドに同期させたりというシチュエーションが必要ない。

なお、PCでのOneNoteに関しては同期に失敗したことはない。
OneNoteが最も必要になるのはPCを買い換えたあともOneNoteとクラウドに保存しているデータを維持することだが、これに関しては上手くいっている。
廃棄するPCからはオフィスをアンインストールし、新しいPCにオフィス(OneNote)をインストールして、OneDriveにあるノートブックを開くだけだ。後はPCローカル側で更新したときに手動で同期させるか、もしくは最初から自動で同期させる設定にしておけば勝手にクラウド側とPCローカル側で同期してくれる。

他のデジタルノートについても、使おうと思ったことがない。
OneNoteで私生活管理が余りにも最適化されているので、最早他のツールが入り込む余地が全くない。

ということで、「OneNoteはEvernoteの代わりとするのは難しい」というのが筆者の結論である。

ちなみに、OneNoteの料金については、以前はノートブック拡張のために支払っていたと思うが、オフィス2010くらいから払っていないと思う。
2003から使っている筆者が実際に払ったのは1回で数千円だけ。
OneNoteを使う限りノートブックが増えるのは宿命だが、今もサブスクリプション使用料金のようなものは全く引き落とされていない。
普通の人よりヘビーに使っている筆者が払っていないくらいなので、普通に使う分には全く料金はかからないのではないかと思う。
こちらの記事によるとOneDrive15GBまでは完全無料で使えるらしい。

http://kiritsume.com/2016/01/06/reason-why-i-choose-onenote/

追記:この記事を書いている段階ではOneDrive15GB以内で無料でしたが、その後容量が不足し始め、2017年現在ではOneDriveの追加容量を購入しています。(月額170円)

SPONSORED LINK

この記事をシェアする