【将棋観る将】羽生善治・渡辺明・佐藤天彦・藤井聡太 知っておきたいトップ棋士の人物とエピソードまとめ(2016-2017年版)

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今、将棋が本当に面白いです。
ニコニコ生放送やAbemaTV将棋チャンネルで叡王戦や名人戦、竜王戦の対局放送が行われ、棋士とコンピュータが戦う電王戦など、放送で棋士の対局を見られる機会が増え、リアルタイムで対局から感想戦まで全てが放送されるため、棋士の姿がより身近になったと感じます。
従来からテレビ対局でもありましたが、生放送では一手一手の解説もきめ細かく行われており、この手にどういう意図があるのか、棋士はどういう読みを入れているのかといったこと全てが現役棋士によって伝えられ、いわゆる観る将にも非常に分かりやすいものになっています。
解説も現役棋士によって行われるのが面白いところです。解説陣もぶっちゃけトークや後輩棋士への愛のあるいじり、棋士と女流棋士の掛け合いなど見所満載で、棋士のキャラクターを知る機会がより増えています。

観戦をより面白くするために、今知っておけばより楽しめる代表的な棋士、話題の棋士を紹介します。ぜひこの機会にニコニコ生放送やAbemaTV将棋チャンネルなどで将棋対局の生放送を見て頂ければと思います。(段位、戦績等は2016年12月から2017年初頭現在のものです。)

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【将棋観る将】棋戦の生放送・中継ブログ・棋譜サイトの一覧まとめ
棋戦のライブ放送や棋譜を直ぐに見れるよう関連サイトをまとめました。 ぜひ各棋戦の生放送や中継ブログ、棋譜サイトにアクセスして頂ければと思います。(以下は2017年...

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九段

羽生善治(はぶよしはる)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

羽生善治|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖
  • 戦績:竜王6期、名人9期、王位18期、王座24期、棋王13期、王将12期、棋聖16期他
  • 戦型:オールラウンダー
  • 愛称:特に無し(羽生さん、羽生先生など)
  • 人物:云わずと知れた最強棋士。どんな形でも指しこなす究極のオールラウンダー。
    2017年7月時点での通算タイトルは98期。
    非常に高い勝率とタイトル数から天才棋士と言われることも多い。
    羽生の同世代は特に強い棋士が多く、この世代の棋士を羽生世代と呼ぶ。
    一般人から見ても凄まじい戦績だが、プロ棋士から見ても羽生は特別な存在であり、羽生を目標に挙げる棋士は多い。

    常に天才と言われ続けた羽生だが、26歳で七冠を制覇するも、30代で一冠まで落ち込み、そこからまた現在の三冠まで盛り返すなど、その棋士人生はずっと順風満帆だったわけではない。
    非常に負けず嫌いであり、以前負けた戦型を同じ相手に再び指すこともある。
    勝てる手が見えると終盤、指し手が震えることがある。

    人柄は飄々としてどこか達観しており、つかみどころがない。メディアへの登場が多くイベント慣れしているため、進行が上手くコメントにも定評がある。
    「平常心でいようと思っていること自体が既に平常心ではない」など勝負とメンタルに関する発言も多い。
    対局前に思い浮かべる言葉は「玲瓏」。「玲瓏」とは透通り曇りのない様。平常心で盤面に向かうための戒めの言葉であるという。

    ソフトと最強棋士ではどちらが強いかの話題に必ず名前が上がる棋士であり、第2期叡王戦では待望の出場となったが、準決勝で惜しくも佐藤天彦九段に敗北し、羽生vsPonanzaは実現しなかった。
    羽生自身はソフトを使っているが、ソフトと対局はしておらず、局面の分析、特に詰みのあり・なしに関する用途に限られるという。どのソフトを使って分析しているかは公開しないとしているため不明。(「不屈の棋士 (講談社現代新書 大川慎太郎著作) 」より)
    漫画『月下の棋士』の主人公・氷室将介のモデル。

  • キーワード:
    • 恐怖の赤ヘル少年……小学生の頃から各大会に出場していたが、会場での迷子防止のため赤ヘル(広島東洋カープ)のキャップを被っていた。赤ヘルを被った羽生が来るたび勝ちまくるため、「恐怖の赤ヘル少年」と呼ばれていた。
    • 羽生マジック……第23期竜王戦など逆転勝ちによる名勝負が多く、羽生マジックと呼ばれている。
    • チェス……国内有数のチェスプレイヤーでもあり国内レーティングで1位になったこともある。
    • AI……AIなど知的分野にも興味があり、「NHKスペシャル 天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」で国外取材したこともある。
    • あひる……羽生本人はTwitterをやっていないが、羽生夫人の羽生理恵がTwitterを開始。基本的にはあひるの話題で占められているが、羽生本人も稀にTwitterで発信をするため、羽生ファン、将棋ファンからは常に注目されている。
      羽生理恵あひる夫人(通称)| Twitter
  • お勧め書籍:

渡辺明(わたなべあきら)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

渡辺明|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段、初代永世竜王、永世棋王
  • 戦績:竜王11期、王座1期、棋王5期、王将2期他
  • 戦型:居飛車穴熊、横歩取り、ゴキゲン中飛車など
  • 愛称:ナベ、竜王、魔太郎
  • 人物:羽生、森内俊之、佐藤康光等と並んで最強棋士の一人と目される。
    特に竜王戦では他を圧する非常に高い勝率で、初代永世竜王となる。
    羽生世代よりも若く、佐藤天彦に代表される20代の強豪棋士の世代よりも年長であるため、年齢的には二つの世代の谷間に当たるが渡辺以外の強豪棋士が少ないせいか、「渡辺世代」と呼ばれることはない。

    第29期竜王戦7番勝負の前に挑戦者三浦弘行九段のスマホ不正使用の疑義を申し出たことから、棋士とソフトによる不正について大きく取り沙汰された。(後に第三者委員会の調査によりソフト使用の疑いなしと判明。)
    第29期竜王戦決勝を丸山九段と戦い、4勝3敗で勝利しタイトルを防衛。翌年1/17の第29期竜王戦就位式では三浦九段にご迷惑をお掛けしたと謝罪した。

    多趣味であり、ブログのほか、競馬が好きで馬券を当てたり、サッカーの審判をやっている。
    移動時間に携帯ゲーム機で競馬ゲームをしていることもある。
    交友関係が広く、同い年の村山慈明七段、ネット将棋で顔も知らない内から対局を重ねていた佐藤天彦名人等と仲が良く、競馬好きのため阿久津八段とも親しい間柄である。

    風貌は藤子不二雄A作『魔太郎がくる!!』の魔太郎に似ているため魔太郎と呼ばれることも。
    かなりの寒がりである。第29期竜王戦では暑がりの丸山九段との対局で部屋に扇風機とヒーターが同時に用意されるという光景となった。

    タイトルホルダーになってからはタイトル戦が増え解説の機会が減ったが、読み筋や詰み筋を一瞬で見つけ、対局者の心理とも合わせて解説するため、棋戦の解説者としても非常に優秀である。

  • キーワード:
    • ブログ……本人が更新しているブログ
      渡辺明ブログ
    • サッカー審判……子供のサッカーチームで持ち回り当番があるため、サッカー公式審判員の資格を持っている。サッカーにも詳しく欧州リーグを中心に見ており好きなチームはレアル・マドリード等。
    • 将棋の渡辺くん……渡辺婦人の伊奈めぐみが漫画を執筆しており、将棋棋士の渡辺の一風変わった言動をテーマにしている。
    • 野生の竜王……ニコニコ動画生放送での対局にコメントを書き込んだことがあるため、プロの解説者も唸る手がコメントされると「野生の竜王」と呼ばれる。
  • お勧め書籍:

佐藤天彦(さとうあまひこ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

佐藤天彦|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:名人2期、叡王1期他
  • 戦型:横歩取り、受けが強い
  • 愛称:貴族、天彦、佐天、アマピコ
  • 人物:20代にして羽生善治から名人の座を奪取し一躍将棋界の中心に躍り出た。
    第2期叡王戦では羽生三冠を撃破。決勝でその年驚異的な勝率を残していた千田翔太五段(当時)をも破り第2期叡王となる。2016-2017年現在で最も強いと言って過言ではない棋士。
    佐藤天彦の同世代も強い棋士が集中している印象があるので筆者は「天彦世代」と勝手に呼んでいる。

    棋風としては受けが非常に強く、相手の攻めを凌ぎつつ無理な攻めはせず、しかし勝ち筋を見つけたら絶対に逃さず相手を追い詰める。また、悪手が少なく明らかなミスを全くといって良いほどしないため、対戦相手が錯覚して悪手を指したり自滅するケースも多い。

    一般的には受けの棋風と思われているが、加藤一二三九段の分析によれば急戦を好む棋風とのこと。佐藤天本人はバランス型だと自己分析している。

    対局中の姿勢は変わっており、脇息(きょうそく)に上半身を凭れかかるようにしたり、正座の姿勢で頭を極端に低く下げたりという姿勢を取る事もある。また特に形勢が良くなった時は髪の毛を手で触って回す癖があり、これを見ると視聴者からも佐藤天が優勢だということがコメントで入れられることが多い。佐藤天本人はこれらは全て意識しておらず、無意識でやっているという。

    解説者としては、明朗な話し方と筋を見つける速さから非常に分かりやすい解説を行っている。「この手順だとスパークする」といった独特の言葉使いをすることもある。

    名人になり順位戦は参加しなくて良くなったものの、名人ということでスケジュールはかなり忙しくなったようだ。スケジュール管理はiPadで行っているという。

    福岡県出身のため、奨励会では九州に強い相手がおらずネット将棋で対局を重ねていた。ネット将棋で互いに本名も知らない頃から対局していた相手が渡辺明九段である。
    ネット将棋で実力を付け四段になった最初の棋士が佐藤天彦ではないか、と青野照市九段も自著(「将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事」創元社)で述べている。
    また、関西研修会などには新幹線で通い、広島県出身の糸谷八段とは帰りで同じ新幹線に乗る仲だったという。佐藤慎一五段とも同期で仲がよい。

    第2期電王戦二番勝負では第2期叡王として、また現役タイトルホルダーとしても初めてPonanzaと戦ったが敗れた。

    常に自然体を崩さない流儀で将棋のタイトル戦でも特に緊張はしないというが、以前ピアノを習っていた時にピアノの発表会に出た時は非常に緊張したと言っている。

  • キーワード:
    • 貴族……ファッションやクラシック音楽が好きでそのキャラクターから貴族(天彦)と呼ばれる。また、美容用品などにも詳しく、リップ等も持ち歩いており、男性ながら女子力が高いと言われる。
    • アンティーク……夜中にGoogle翻訳を使いながらロシアのアンティーク家具やインテリアのカタログを見ているという。
    • 宇宙戦艦ヤマト……アニメ『宇宙戦艦ヤマト』を愛好しており度々Twitterなどで発言している。
    • サッカー……欧州リーグなどの試合を中心に良く観戦しており造詣が深い。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter
      佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) | Twitter
  • お勧め書籍:

谷川浩司(たにがわこうじ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

谷川浩司|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段、十七世名人
  • 戦績:竜王4期、名人5期、王位6期、王座1期、棋王3期、王将4期、棋聖4期他
  • 戦型:オールラウンダー、光速の寄せといわれるほど終盤の寄せが速い
  • 愛称:タニー、光速の寄せ
  • 人物:A級通算32期、タイトル獲得多数の大棋士。羽生善治が登場するまでは若きエースとして大山康晴、中原誠、内藤國雄等の世代と戦いを繰り広げた。その後は羽生世代ともタイトルを争ってきた。
    段位五段頃に居飛車に転向しそれ以降は居飛車を中心に指しているが、どのような戦型でも指せるように対応している。

    温和な人柄で誰からも慕われる優しい性格。2011年から長らく将棋連盟会長を務めていたが、2016年に起きた一連の将棋ソフト不正問題で将棋連盟会長を引責辞任した。
    順位戦はB級だが本来の実力からいけばタイトルを狙えるのは間違いなく、理事の重責から開放されたことで今後のタイトル挑戦も待たれる。

    研究については棋譜データベースを盤に並べる従来のやり方で行っている。
    将棋ソフトでの研究はしていないとのこと。ソフトを使うと自分の将棋でなくなってしまう気がすると思う反面、便利なので使ったほうがいいという部分もあり悩ましいということ。
    詰め将棋作家もやっているため、作成した詰め将棋についてはソフトに解析させている。
    現在の谷川研としては菅井竜也七段・斉藤慎太郎七段・都成竜馬四段という関西の若手の精鋭と研究している。(都成竜馬四段は谷川の唯一の弟子)

    将棋界では12人目の紫綬褒章受賞者。

    ニコニコの生放送の解説登場は意外にも遅く、2017年6月26日の第30期竜王戦決勝T(増田康宏四段 vs 藤井聡太四段)の藤井聡太四段の29連勝がかかった対局が初めてとなった。聞き手も里見香奈女流五冠の妹・里見咲紀女流でこちらもニコニコ生放送初となりフレッシュなコンビとなった。
    第30期竜王戦 決勝トーナメント 増田康宏四段 vs 藤井聡太四段

  • キーワード:
    • 関西弁の使い分け……兵庫出身だが関西弁ではなく標準語である。話し言葉の関西弁は好きだが活字で関西弁になると違和感があったので取材の時は標準語で話しているという。
      地元のイベントなどでは関西弁で話すことも。負けて帰ったときに家で報告するときは「あきまへん」と言っている。
    • 都成竜馬……元々谷川は弟子を取っていなかったが、小学5年生の都成竜馬から弟子を希望する手紙が送られ、都成の誕生日が阪神・淡路大震災の日である1月17日であると綴ってあったことに縁を感じて弟子を取ることになったという。都成竜馬は宮崎出身で出身地による縁はなかったものの、40代になって弟子を取る年頃だと思ったこともあるという。都成はその後、16年かかって奨励会を抜け四段に昇進しプロ棋士となる。
  • お勧め書籍:

森内俊之(もりうちとしゆき)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

森内俊之|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段、十八世名人
  • 戦績:竜王2期、名人8期、棋王1期、王将1期他
  • 戦型:オールラウンダー、受けが強く「鉄板流」とも
  • 愛称:ウティ
  • 人物:羽生善治、渡辺明、佐藤康光と共に名実とも棋界最高の実力者の一人である。
    佐藤天彦が羽生から奪取するまで名人位を長年羽生と争っており、森内と羽生の二人が名人位を巡って熾烈な戦いを繰り広げた。
    羽生世代の代表的な棋士だが、羽生とは同学年で小学生時代から対戦してきたこともあり、直接的なライバルとも言える。

    20代で七冠を達成し常に脚光を浴び続ける羽生とは違い、30を過ぎて初タイトルを取るなど遅咲きの棋士人生でもあった。棋風はその人生を反映するように地道だが重厚であり、受け、攻めともに分厚さを見せる。鉄板流と呼ばれることもあるが、本人は余り好きではないらしい。

    大事にしている言葉は「無心」。理詰めで正しいことを追及するよりも、自分の心に浮かび上がるものに素直に打ちたいという気持ちからであるという。

    将棋ソフトについては、気になった局面の解析等はすることがあるものの、ソフトと対局することはないという。
    将棋連盟では要職に就いており、2期に渡って棋士会副会長を務めた他、2017年の理事選に立候補し当選。専務理事として将棋連盟の組織改革を担うこととなった。
    また、理事選の前にフリークラス転出を宣言。フリークラス宣言をすると順位戦に参加することが出来なくなり、名人位の挑戦権はなくなる。B級に回ったとはいえ強豪の森内のフリークラス宣言は驚きとなった。
    現代矢倉の駒組では「森内流」と言われる指し方が主流の一つ。
    現在の研究会は森内研を主催。メンバーは森内俊之九段、阿久津主税八段、高見泰地五段、佐々木大地四段など。
    音に敏感で対局中の音で気が散るという。
    女流棋士の竹俣紅の師匠。

  • キーワード:
    • クイズ……クイズ好きが高じてパネルクイズ アタック25では一般予選を勝ち抜き出場経験がある。アメリカ横断ウルトラクイズ等の番組でも予選に出たことがある。
    • バックギャモン……バックギャモン(二人で遊ぶボードゲームの一種。互いに盤上の15個の駒を先にゴールさせることを競う)にも強く、第39回世界バックギャモン選手権では4位に入賞。
    • カレー……大変なカレー好きで知られる。タイトル戦の対局の食事では、通常は開催地の地元の名物を頼むことが多いが、初日からカレーを頼んだこともある。カレーが好きなのは直ぐに食べられる、どこで食べてもおいしい、スパイスで脳に刺激があるとという理由から。
      大一番で“勝つ”“カレー”の真実 森内俊之九段インタビュー
  • お勧め書籍:

佐藤康光(さとうやすみつ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

佐藤康光|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段、永世棋聖
  • 戦績:竜王1期、名人2期、棋王2期、王将2期、棋聖6期他
  • 戦型:オールラウンダー、力戦調の激しい斬り合い
  • 愛称:モテ、モテ光
  • 人物:羽生世代の強豪棋士の一人。タイトル通算獲得数は歴代7位、永世棋聖の資格を保持。
    読み筋が他の棋士とは全く異なっており、米長邦雄から「偉大なる悪手」、中原誠からは「異能派」と評された。

    スラリとした知的な風貌である。棋風は豪快な攻め将棋だが性格は対照的に温厚で、頼まれると断れない性格。
    幼少時からバイオリンを弾いている芸術派でもある。
    毎日の習慣として朝刊7紙全ての将棋欄の切抜きをしている。

    終盤の緊迫した局面では激しく咳き込む。喘息等ではなく癖らしい。
    将棋ソフトを使った研究に対してはどちらかというと否定的と「不屈の棋士 (講談社現代新書 大川慎太郎著作) 」で回答している。
    毎月6名の棋士が自宅に集合して研究会を開催している。(うち1名は飯塚祐紀七段)

    2011年から日本将棋連盟の運営する「棋士会」会長を努めた。(棋士会とは2009年に発足した棋士の組織で棋士、女流棋士が会員となり技術研鑽や普及、イベントの開催などについて会議で決めることを目的にしたもの。)
    2017年2月6日より、日本将棋連盟新会長に選出された。

    平成29年度「春の褒章」にて紫綬褒章を受章。将棋界では谷川浩二九段に次ぐ13人目の褒章受賞者となる。

  • キーワード:
    • バイオリン……プロ棋士と女流棋士によるイベントなどでバイオリンの演奏を披露している。「情熱大陸」での出演時にも演奏を行った。
  • お勧め書籍:

久保利明(くぼとしあき)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

久保利明|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:棋王3期、王将3期他
  • 戦型:振り飛車
  • 愛称:捌きのアーティスト
  • 人物:藤井猛九段、鈴木大介九段と共に『振り飛車御三家』と言われる。現代ではトップ棋士の間で振り飛車は少なくなっているが、振り飛車をメインにタイトルホルダーとなっている数少ない棋士。
    2016年-2017年対局では好調を維持し、王将戦を郷田九段と戦い王将タイトルを奪取。
    更にA級順位戦もトップで勝ち抜け僅か1期で復帰を果たした。
    2017年現在は将棋連盟棋士会副会長を務め、タイトルホルダーでもあるため、A級に属する関西の棋士では最高位の棋士である。

    2016年には三浦九段のソフト指し疑惑のきっかけとなる長時間の離席を連盟に報告してスマホ疑義騒動の切っ掛けを作ってしまった。
    (実際には指摘されたような三浦九段の長時間連続の離席の事実はなく、久保九段の誤認とされた。)
    また、2016年度内に行われた第2期叡王戦では、豊島七段との対局開始時間を間違え遅刻し不戦敗になった。
    現在の棋戦では遅刻によるペナルティとして持ち時間の減少はあっても、不戦敗となるほどの遅刻は余り例がなく話題となった。
    その後、主催のドワンゴより久保九段と豊島七段のエキシビジョンマッチが行われ久保九段が勝利。
    豊島七段は第2期叡王戦4強に進出を決めるが準決勝では佐藤天彦九段と戦い敗れた。
    結果論だが、対局に間に合っていれば、第2期叡王が久保九段になっていた可能性もある。

    同じ関西所属の後輩の山崎隆之八段からいじられる事が多いようである。

  • キーワード:
    • 捌き(さばき)のアーティスト……「捌く」とは働きの悪い駒を移動したり交換することで駒の効率化を図ること。久保九段の戦いには無駄な駒がなく全ての駒が使われている。その様が美しいことから捌きのアーティストと呼ばれる。
  • お勧め書籍:

深浦康市(ふかうらこういち)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

深浦康市|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:王位3期他
  • 戦型:粘り強い棋風
  • 愛称:フカーラ
  • 人物:「根性の棋士」と言われている。その名の通り非常に粘り強い棋風で不利な盤面でも絶対に諦めず逆転を狙って指し続ける。
    AbemaTV『藤井聡太四段 炎の七番勝負』ではA級棋士の一番手として藤井四段と戦ったが敗れた。
    A級棋士だが研究会でも藤井聡太四段と指している。(「炎の七番勝負」の感想戦で3ヶ月前の研究会より強くなっていると発言した。)
  • キーワード:
    • 酒……九州男児らしく酒豪で、飲み仲間の鈴木大介九段によると「棋界一の酒豪」とのこと。だがビールは飲まないらしく、日本酒や焼酎が好きらしい。
    • サッカー……サッカーが好きで将棋連盟のフットサル同好会ではゴール前を固めるディフェンダーを務める。
    • ドラクエ……ゲームは余りしないが、ドラクエだけはシリーズをプレイしているとのこと。鈴木大介が三段のときにドラクエをずっとプレイしているのを見て「キャラクターのレベルは上がっても君のレベルは上がらないんだよ」と諭したが、自分がドラクエにハマってしまい、それ以来シリーズをずっとプレイしているという。ドラクエ好きの棋士としては深浦康市九段、鈴木大介九段、阿久津主税八段、村中秀史六段等がいる。
    • 佐々木大地……同じ長崎出身の佐々木大地四段の師匠。
  • お勧め書籍:

藤井猛(ふじいたけし)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

藤井猛|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:竜王3期、銀河1回他
  • 戦型:振り飛車、ガジガジ流
  • 愛称:てんてー、天帝
  • 人物:羽生世代の強豪棋士で『振り飛車御三家』の一人。
    振り飛車の大家であり、独創的な戦術「藤井システム」を考案し升田幸三賞を受賞。
    序盤の攻防については特に詳しい。先崎学からは羽生と並ぶ天才と評された。

    お洒落でダンディーな出で立ちだが、話は当意即妙でユーモアやブラックジョークに溢れて面白く、後輩棋士や女流棋士への”いじり”など、生放送の解説者としては非常に人気がある。
    生放送では全く台本を気にせずひたすら言いたいことを言っているようである。
    佐藤天彦とのVS(一対一研究会)も一時期行っていたらしいが、佐藤が多忙になって廃れてしまったらしい。

  • キーワード:
    • 藤井システム……四間飛車で用いる戦法。対左美濃、対穴熊両方に対応する。一時期廃れたが、最近また注目されている。
    • 三浦弘行……三浦九段との絡みは視聴者の楽しみとなっている。三浦が藤井と話すときに何故かボケキャラになるため、仕方なく?藤井銀河がツッコミを入れているようである。
    • 和服……和服観として、「和服を着るのは棋士の気合の現われだが、自分ひとりだけ和服を着ると気合が空回りするので相手が着るときだけ着たい」と発言。なお和服は13着持っているとのこと。
  • お勧め書籍:

三浦弘行(みうらひろゆき)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

三浦弘行|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:棋聖1期他
  • 戦型:右四間飛車、横歩取り3三桂、相横歩取りなど
  • 愛称:M浦、みうみう、武蔵(たけぞう)
  • 人物:A級通算14期の実力者。口数が少なく、訥々という語り口で、現代では少なくなった勝負師タイプである。

    2016年第29期竜王戦を前にスマホ不正使用疑惑をかけられ、竜王戦挑戦者から外されたことで話題となる。
    複数の棋士から対局中の不自然な離席やソフト一致率の高さなどからスマホ不正使用疑惑をかけられ、将棋連盟から挑戦権を得ていた竜王戦出場停止をはじめとする年内出場停止処分を受ける。
    が、その後将棋連盟が立ち上げた第三者委員会の調査結果により、ソフト使用の証拠はなく、長時間の離席についても事実無しとされた。一致率についても、他の棋士と同様かそれ以下であると委員会によって不正の痕跡はなしとされた。

    その後、12月27日に会見を開き、「竜王戦を元の状態に戻して欲しい」「連盟が挙げていた30分の離席についても事実がなく連盟理事が監視していたならば、なぜ竜王戦に出場させなかったのか」などと、連盟の処分を批判し、渡辺竜王が勝利した第29期竜王戦の実施についてもやり直しを訴えた。

    コンピュータ将棋とは、2013年4月20日の第2回将棋電王戦(第5局)で将棋ソフト「GPS将棋」と戦い敗北。トッププロである三浦の敗戦は、将棋ソフトが既にトップ棋士上位クラスとも対等の実力を持っているとして驚きを持って報じられた。

    藤田綾女流は同門の弟弟子。

  • キーワード:
    • スマホ不正使用疑惑……第29期竜王戦前に複数の棋士から離席やソフト一致率などを理由に疑義をかけられ出場停止処分となった。第三者調査委員会の調査により不正使用の証拠なしとされた。
      将棋ソフトの実力が高くなり、プロ棋士と同じか凌駕するようになった象徴的な出来事である。性善説を取っており直前までスマホ・電子機器対策を採らなかった連盟の対応の鈍さは問題視されるべきだろう。
      また、連盟や棋士が今後、ソフトとどのように向き合っていくのかを、直視せざるを得ない現実を突きつけられたといえる。
    • 藤井猛……藤井猛と絡む時は何故かボケキャラになる。藤井に対して三浦がボケ倒し、藤井からひたすら突っ込まれる構図になる。
  • お勧め書籍:

加藤一二三(かとうひふみ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

加藤一二三|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:名人1期、王位1期、棋王2期、王将1期他
  • 戦型:居飛車(加藤流矢倉、棒銀)
  • 愛称:ひふみん
  • 人物:神武以来(じんむこのかた)の天才と呼ばれている。2017年時点で将棋界での現役最高齢棋士。(2017年6月20日に現役引退となった。)
    将棋界随一のキャラクターで、最近はテレビなどメディアへの登場も多い。
    生放送ではひたすら一人で喋り続け、アシスタントの女流棋士はひたすら聞き手に回ることになる。
    70台とはとても思えないほど闊達である。
    大食漢で肥満体であり、食べ物に関しては逸話が数多くある。

    棒銀という戦法を溺愛しており、棒銀ほぼ1本の戦型でも高い勝率を上げている。
    序盤からの大長考を厭わないが、一分の早指し将棋にも非常に強い。

    第30期竜王戦の初戦で藤井聡太四段との62歳差対局が決まり話題となった。
    2017年1月19日に順位戦の成績で降級が確定し規定により現役引退が確定となった。
    2017年6月20日に唯一対局が残っていた竜王戦ランキング戦6組昇級者決定戦(高野智史四段戦)で負けとなり、引退となった。引退時の年齢は77歳。
    通算対局数2505局は歴代1位。通算勝利数1324勝は歴代3位の大記録となる。(いずれも2017年時点)
    引退について佐藤康光将棋連盟会長や羽生善治三冠、藤井総太四段など棋界の代表者からその偉業を称えるコメントが寄せられた。
    引退によりTwitterでコメントを表明。以下を引用する。(引用元:加藤一二三 | Twitter

    本日を持ちまして、わたくし加藤一二三は公式戦からは現役を退く運びとなりました。
    当時の史上最年少記録となる14歳7ヶ月でのプロデビュー以来、63年もの長きに亘り、各棋戦を主催いただき多大なる御支援賜りましたすべてのスポンサーの皆様、報道関係者の皆様には、心より厚く御礼申し上げます。
    10歳のとき新聞の観戦記に触れ将棋の本質を悟ったわたくしが、天職である将棋に、最善の環境の中、生涯を懸け全身全霊を傾け打ち込むことができましたのは、御支援賜りましたスポンサー、将棋ファンすべての皆様おひとりおひとりのおかげに他なりません。
    幸せな棋士人生をありがとうございました。

  • キーワード:
    • ひふみんアイ……相手の後ろに立って逆側から盤面を見ることがよくあり、ニコニコ生放送ではそれを模して「ひふみんアイ」という機能を実装している。
    • 猫……非常な猫好きで、自費で近所の猫の避妊・去勢手術を行っている。野良猫を餌付けしたとして裁判を起こされたこともある。
    • クリスチャン……洗礼を受けているクリスチャンである。イベントなどで聖歌や賛美歌を歌うことをよく報告している。
    • 歌……歌が得意で聖歌の他小田和正の曲などもレパートリーといい、CD化の計画もあるという。
    • トレンドに敏感……年齢に見合わず最新のトレンドやツールも難なく使いこなし、Twitterは早期から登録し発信を続けており、デジタルカードゲームの『シャドウバース』などにも興味を示しているほど。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter
      加藤一二三 | Twitter
  • お勧め書籍:

屋敷伸之(やしきのぶゆき)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

屋敷伸之|棋士データベース|日本将棋連盟

丸山忠久(まるやまただひさ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

丸山忠久|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:名人2期、棋王1期他
  • 戦型:一手損角換わり、居尾車、横歩取り
  • 愛称:丸ちゃん、激辛流
  • 人物:羽生世代の強豪棋士の一人。笑顔が印象的で、常に微笑んでいる。
    対局中は、とても大きな扇子を使っている。

    第29期竜王戦決勝で繰り上がり挑戦者となるが、渡辺竜王と戦い、3勝4敗で敗退した。

    かなりの暑がりである。対局室に扇風機を用意させることも。第29期竜王戦では寒がりの渡辺竜王との対局で部屋に扇風機とヒーターが同時に用意されるという光景となった。

  • キーワード:
    • 笑顔……丸山は常に笑顔でインタビューに応じている。
    • 健啖家……食事や持込の飲食物の量が多く、竜王戦では飲むカロリーメイト3本を用意するなど、視聴者を驚かせた。
    • 巨大扇子……丸山と言えば巨大な扇子であり、棋士の中でも一際大きな扇子を持っている。対局中はその扇子を縦に持って肘の支えにするのが一般的。
    • 早稲田卒……早稲田大学社会科学部を留年なしで卒業。丸山の学業と将棋と両立させる姿勢は木村一基九段にも影響を与え木村九段にも大学進学を決意させた。(木村一基九段は亜細亜大学へ進学)
  • お勧め書籍:

森下卓(もりしたたく)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

森下卓|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:竜王登場1回、名人登場1回、棋王登場2回、王将登場1回、棋聖登場1回他
  • 戦型:居飛車、矢倉、受け将棋からのカウンターが得意形(森下システムの考案者)
  • 愛称:プロフェッサー森下
  • 人物:明朗快活で自他共に認める将棋界リーダーの一人。博士(プロフェッサー)の名の通り読書家で博学。
    物腰丁寧で100メートル先からお辞儀する男としても知られる。
    棋士としては通算900勝だが、タイトル獲得がこれまでない珍しい戦績である。

    最近では「大晦日の仕掛け人」として知られる。
    2014年の第3回将棋電王戦(5対5でプロ棋士5人と将棋ソフト5つが戦う団体戦)では将棋ソフト「ツツカナ」に敗れた。 これを受け、「電王戦リベンジマッチ」が森下案で企画され、2014年12月31日から1月1日にかけ再度、森下とツツカナが再戦。
    秒読み10分で継盤使用可という変則マッチになった。
    20時間経過後の1日午前5時に入り、この後も40時間程度続くことが見込まれたことと、スタッフに限界が見えたため、勝負は引き分けとなった。

    2016年の大晦日も森下発案のソフト戦を企画。題して「電王戦合議制マッチ」。
    これは電王戦リベンジマッチを発展的にルール改正したもので、三名のプロ棋士と三つのソフトが戦う団体戦となり、プロ棋士側は合議制で手を指す。ソフト側も三つのソフトの合議制で手を決定し指す。
    プロ棋士側は森下卓九段、稲葉陽八段、斉藤慎太郎六段の三名が出場する。
    ソフト側はPONANZA、nozomi、大樹の枝となった。結果はソフト連合の勝利に終わる。

    連盟では要職を歴任。2005年は日本将棋連盟理事を務めており、2017年の理事選にも立候補し当選。
    連盟貸与の業務用のスマホを使っているが、本人はガラケー派のためスマホが使い慣れないと言っている。

  • キーワード:
    • 電王戦合議制マッチ……恐らくプロ棋士の中で最も電王戦(将棋ソフトとの対戦)に縁が深く、第3回将棋電王戦に始まり何度もソフトとぶつかってきた。2016年も森下発案で電王戦合議制マッチが決定。
  • お勧め書籍:

田中寅彦(たなかとらひこ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

田中寅彦|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:棋聖1期他
  • 戦型:居飛車穴熊、無理矢理矢倉(後手番矢倉)
  • 愛称:タナトラ、序盤のエジソン
  • 人物:序盤戦術が強く「序盤のエジソン」と呼ばれていた。
    もうすぐ還暦だが、年齢を感じさせない風貌やてきぱきとした話しぶりである。
    解説では「年だからもう分からん」とぼやきながらも的確な筋を説明している。
    2012年より日本将棋連盟常務理事を務める。
  • キーワード:
    • 野球、ギター、水泳……趣味で草野球チームで試合をしたり水泳で大会出場をしている。その他、ギターでコンサートでの弾き語りをするなど、非常に多趣味でアクティブである。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter
      田中寅彦(@tora_ejison) | Twitter
  • お勧め書籍:

先崎学(せんざきまなぶ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

先崎学|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:NHK杯戦優勝1回、若獅子戦優勝1回他
  • 戦型:無頼流(データよりも直感を重視する打ち筋)
  • 愛称:先(せん)ちゃん
  • 人物:羽生世代の一人。奨励会(プロ棋士になる前の養成組織。満26歳までに四段昇進者だけがプロ棋士となれる狭き門)に入ったのは羽生よりも早かったが、その後、同世代に抜かれてしまい、パチスロなどの遊びに興じる。
    パチスロではリーチ目の解析などをいち早く行っていた。
    パチスロ雑誌にも連載を持っていたこともある。
    パチスロにはまっていた時の収入は「生涯最高の収入」と語っているほど。
    神吉宏充(七段。現在は引退)とは当意即妙のやり取りで人気があり、絶妙のコンビを形成した。

    やや小太りの体型だが、西尾明と同様エクササイズのためボクシングに通っている。女流の室谷由紀をボクシングに誘ったのも先崎である。室谷は最初見学だけ行って断る気だったが、実際にやるとボクササイズにハマってしまい、それ以来週4で通い続けているという。自宅にもサンドバッグが置いてあるという。

    エッセイストであり、週刊誌に連載を持っているほか、将棋にまつわるエッセイも多数出版している。また、漫画『3月のライオン』の監修を行っている。
    2017年9月から2018年3月まで一身上の都合のため全棋戦を休場。

  • キーワード:
    • 村山聖……夭折した天才棋士・村山聖とも生前親しく、先日公開された映画『聖の青春』で村山と交流するプロ棋士の荒崎学(演・柄本時生)は先崎がモデルである。
    • ギャンブル……ギャンブルに関しての逸話には事欠かず、中学の頃から雀荘に出入りし麻雀をしていた。麻雀大会への出場経験も豊富であり、強豪の畑正憲や萩原聖人とも対局している。
  • お勧め書籍:

鈴木大介(すずきだいすけ)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

鈴木大介|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:NHK杯戦他
  • 戦型:振り飛車
  • 愛称:大介
  • 人物:『振り飛車御三家』の一人。 明るく話し好きな性格で棋界でも交友関係が広い。
    棋界では深浦康市九段に次ぐ酒豪と自負している。
    父親が画家で本人も自営業の棋士をしているため、家族親戚は勤め人が少ないらしい。
    2017年の将棋連盟常務理事選挙に立候補し当選。
    2016年から17年にかけ九段昇進と理事当選と吉事が続き飛躍の年になった。
    理事になる前は研究会を月15回行っていたが、理事になってからはサラリーマンのように平日勤務や将棋連盟の業務について勉強する事が増えるため、研究会の回数をゼロにしたと語っている。
    未だにタイトル獲得歴がなく理事になったことで多忙を極めているが、今後はタイトル挑戦も期待される。
    解説者としては、考えられる筋を全て追っていく細やかな解説で、分かりやすい解説となっている。
    2017年に開設のAbemaTV将棋チャンネルでは野月八段と共に開設に尽力した。
  • キーワード:
    • 酒……将棋界には酒豪や酒好きが多いが、鈴木九段もその一人で、深浦康市九段、行方尚史八段などと酒を酌み交わしている。
  • お勧め書籍:

木村一基(きむらかずき)

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(画像掲載元:日本将棋連盟公式サイト)

木村一基|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:九段
  • 戦績:新人王戦1回、朝日杯将棋オープン戦1回他
  • 戦型:受けの達人
  • 愛称:かじゅき、おじおじ、いっき、千駄ヶ谷の受け師、将棋の強いおじさん、解説名人
  • 人物:鈴木大介九段等と同期。野月浩貴八段とも仲が良く解説やMCではベストパートナーである。
    視聴者からは「かじゅき」と呼ばれることが多いが、鈴木九段からは「いっき」と呼ばれていた。
    受けの棋風で、受けの達人として一番に名前が挙がるのが木村九段となる。
    早稲田大学を4年で卒業した丸山忠久九段に触発され、自身も亜細亜大学に通うことを決めたと著書で記している。
    2017年6月末付けで九段昇進。
  • キーワード:
    • 酒……酒好きでAbemaTV将棋チャンネルの本番で飲んでいたことがある。解説でも将棋の強いおじさんが飲み屋で解説しているような雰囲気を醸し出している。野月八段とのダブル解説は必見。
  • お勧め書籍:

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