【将棋観る将】羽生善治・渡辺明・佐藤天彦・藤井聡太 知っておきたいトップ棋士の人物とエピソードまとめ(2018年版)

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八段

山崎隆之(やまさきたかゆき)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

山崎隆之|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関西
  • 師匠:森信雄七段
  • 戦績:王座1期、叡王1期(初代叡王)、将棋日本シリーズJTプロ公式戦優勝1回他
  • 戦型:相掛かり、横歩取り
  • 愛称:山ちゃん、西の王子
  • 人物:広島出身で関西の棋士の間ではリーダー格である。関西最大手の一門・森(信雄)門下で、兄弟子は同じ広島出身の村山聖九段。弟弟子に糸谷哲郎八段、千田翔太六段など。
    世代的には、生まれが近い阿久津主税八段とは東西の人気棋士として比較されることも多く、二人とも30台の強豪棋士であることから、「山崎・阿久津世代」と呼べるかもしれない。
    整った風貌で、阿久津主税八段の「東の王子」に対して「西の王子」とも呼ばれる。
    横歩取りを得意とするが、定跡に囚われず、棋風は独創的である。
    解説者としては関西特有のボケや同じ関西棋士へのお約束的なツッコミの他、自虐的なコメントが多いことでも知られる。
    NHKのテレビ番組『NEXT ~未来のために~』で「 ”最強”人工知能に挑む ~棋士 山崎隆之八段の意地」で第1期電王戦に挑む山崎のドキュメンタリーが放映された。

    元来PCは使っておらず、将棋ソフトも「使わない派」。将棋の研究等は手書きのノートに緻密な分析を行っている。

    第1期電王戦では山崎のサポートに弟弟子の糸谷八段を介して最もソフト研究に詳しい千田六段が分析スタッフとして付きPonanzaの解析に当たった。

  • キーワード:
    • 初代叡王……第1期叡王戦で優勝し、初代叡王となった。第1期電王戦で将棋ソフト「Ponanza」と戦ったが2連敗で敗れた。
  • お勧め書籍:

糸谷哲郎(いとだにてつろう)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

糸谷哲郎|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関西
  • 師匠:森信雄七段
  • 戦績:竜王1期他
  • 戦型:糸谷流右玉(対振り飛車)、一手損角換わり、ダイレクト向かい飛車、入玉形など
  • 愛称:ダニー、離席流
  • 人物:天彦世代の一人で人気棋士。体格が大きいが、口調は慇懃で丁寧。
    対局中の離席が特徴で、頻繁に席を立ってうろうろするので「離席流」と呼ばれている。離席の多い理由は、早指しのこともあるが、足が痛いからずっと座っていられず、ストレッチをしているという。
    休日もマッサージに行っているほど足腰膝が悪いらしい。 ちなみに将棋盤をずっと見ているのも苦痛で、首・肩・腰が痛くなるため、出来ればPCで指したい派という。

    戦法としては入玉形(玉が相手陣地に侵入すること)に滅法強く、入玉を見せながらギリギリの攻防をして勝つことも多い。プロ棋士間でも入玉といえば糸谷のイメージがあるようである。
    一手損角換わりのほか最新の戦型に詳しく研究著書も出しているが、糸谷自身は定跡形で勝つよりも力戦の攻防を選択する傾向が強い。

    佐藤天彦と同様、西日本出身であるため、ネット将棋で対局して腕を研鑽した。将棋盤よりもPCのモニターを見て対局するほうが楽というほどデジタル世代の棋士だが、ソフト研究は余り行っていないという。
    山崎隆之と同様広島市出身でプロ入りと同時に関西に拠点を置く。 プロ入り後大阪大文学部に入学し、プロ棋士が国立大に入学した初めてのケースとなった。卒業後同大学院に進学し哲学を専攻。2017年3月に博士前期課程を修了し文学修士を授与された。
    タイトル獲得歴のある棋士が修士以上の学位を授与されるのは糸谷が初となる。

    第1期電王戦では同門(森門下)の山崎隆之初代叡王のチームスタッフとして参加。
    広島出身のため関西の研修会に佐藤天彦と同じ新幹線で通っていたが、糸谷は関西奨励会の幹事を務めていた畠山鎮七段によく怒られていたという。(佐藤天彦はそれほど怒られていなかったらしい。)

    香川愛生女流には質問をスルーして逆質問するなど夫婦漫才とも言われる掛け合いを披露している。

  • キーワード:
    • 西遊棋……将棋界の発展に貢献するという意識が高く、関西の若手棋士による西遊棋を立ち上げ、積極的にイベントなどを開催し将棋の普及に努めている。
      西遊棋Web | 関西若手棋士ユニット 西遊棋(さいゆうき)の公式サイト
    • Twitter……西遊棋が更新しているTwitter(糸谷自身も担当週でツイートしている)
      西遊棋実行委員会 | Twitter
    • 離席……頻繁に対局中に離席しながらも勝ちまくるため、離席流と呼ばれている。離席している間は外の景色などを見ているようである。
    • カードゲーム……カードゲームにも非常に強く、『マジック:ザ・ギャザリング』ではプロツアーに招待されたこともある。2017年7月2日開催の『ロイヤルマスク100枚争奪戦!ポケモンカードゲーム』では世界チャンピオンやプロプレイヤーも参加している中で優勝。なおこの日に初めてプレイしたとのこと。
    • 本格ミステリ……読書好きで中でも本格ミステリが好きであり、国内外の作品、島田荘司、クリスティー、クイーン等を読み漁っている。 『コズミック』(清涼院流水)や『鉄鼠の檻』(京極夏彦)など90年代の本格ミステリの分厚い作品が読みたいが最近はそういう衒学趣味の作品が中々ないと嘆いている。
  • お勧め書籍:

広瀬章人(ひろせあきひと)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

広瀬章人|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関東
  • 師匠:勝浦修九段
  • 戦績:竜王1期、王位1期他
  • 戦型:振り飛車穴熊(四間飛車穴熊)
  • 愛称:穴熊王子、振り穴王子、ヒローゼ
  • 人物:天彦世代の強豪の一人。棋風は穴熊や振り穴(振り飛車穴熊)を使ってタイトルを取ったため穴熊が得意と言われていたが、元々はバランスを重視するタイプ。最近は色々な戦形を指している。
    北海道出身棋士で野月浩貴八段の後輩に当たる。非常に誠実な人柄で、訥々とした語り口が特徴で、解説も丁寧である。
    「穴熊と言えば広瀬」というイメージが定着しており、「居飛車党」「振り飛車党」いずれでもなく「穴熊党」といえるのは広瀬八段だけだろう。
    (尤も、穴熊自体は堅陣で攻略が難しくプロの間ではポピュラーな戦術である。)
    松尾歩八段とは気心の知れた仲である。
    漫画『将棋めし』の監修を努めている。

    2018年は第31期竜王戦七番勝負で挑戦者となり羽生竜王と竜王タイトルを賭けて戦い、フルセットの末、広瀬が4勝3敗として初の竜王位を獲得した。

  • キーワード:
    • ブログ……本人が更新しているブログ
      広瀬章人の一喜一憂ブログ
    • 早稲田卒……早稲田大教育学部卒。
    • 麻雀……麻雀も強く2011年にはプロ雀士を相手に勝利。麻雀の師匠は鈴木大介九段。
  • お勧め書籍:

神谷広志(かみやひろし)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

神谷広志|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関東
  • 師匠:(故)廣津久雄九段
  • 戦績:第15回将棋大賞連勝賞他
  • 戦型:居飛車(飛車先不突き矢倉)
  • 愛称:オッサン流
  • 人物:昭和世代の典型的な棋士であり、コメントはオッサントーク全開で自虐ネタなども多い。
    世間では藤井聡太四段の28連勝記録が話題となったが、元祖28連勝男が神谷広志八段である。(神谷広志八段の28連勝記録は1987年に26歳で達成。)
    空前の藤井聡太四段ブームの中、神谷八段の記録もここに来て再注目されたが、定食屋などで藤井聡太四段の話題で「ご活躍ですね」と言われることがあるが、内心では「オレが活躍してんじゃねえんだよ!」と怒り心頭であるという。(もちろん本当に怒っているのではなくジョークである。)
    同世代の島朗九段、塚田泰明九段や中村修九段とは研究会をやっていた同志。中村修九段については「おさむ」と名前で呼び悪友とも。仲が良い、親友等と言われると全力で否定する。
    熱烈なジブリファンとして有名。また、小説としては東野圭吾(「ガリレオ」シリーズ)が好きとのこと。
    往年の競馬ファンでもありジャパンカップの歴代優勝馬を全て暗記している。
    漫画「月下の棋士」の登場人物「上谷(奨励会幹事)」のモデル。
  • キーワード:
    • ジブリファン……アニメ映画のスタジオジブリ作品の熱烈なファンとして有名である。「天空の城ラピュタ」が最も好きであり、もう何10回見たか分からないほど見ているという。ラピュタのシーンを一人芝居で演じることも出来るほど台詞も全て覚えている。次点で好きなのは「千と千尋の神隠し」。「魔女の宅急便」はまあまあ好きとのこと。
  • お勧め書籍:

稲葉陽(いなばあきら)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

稲葉陽|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関西
  • 師匠:井上慶太九段
  • 戦績:銀河戦優勝1期他
  • 戦型:相掛かり、角換わり、居飛車穴熊、左美濃など
  • 愛称:
  • 人物:関西若手棋士四天王の一人。関西の名門加古川将棋倶楽部出身で船江五段とは井上慶太九段門下の同期である。
    天彦世代の強豪の一人。
    将棋普及を目的とした若手棋士の組織「西遊棋」の中核メンバーの一人である。

    西遊棋Web | 関西若手棋士ユニット 西遊棋(さいゆうき)の公式サイト

    2016年現在、A級で全勝を上げており、最も勢いのある棋士の一人である。
    小学生の時から切磋琢磨していた対戦相手の兄・稲葉聡も奨励会に在籍していたが、後にアマに転向。
    2015年の加古川青流戦で、アマチュア枠で史上初の優勝という快挙となった。
    2015年の将棋電王戦FINALで中堅(3番手)として出場し将棋ソフト「やねうら王」と対局するが、敗退した。
    2016年大晦日の電王戦合議制マッチ2016に参加する棋士の一人として選出された。
  • キーワード:
    • 早指し……糸谷哲郎と同じく早指しでも有名。
    • 電王戦……電王戦に縁があり2015年の電王戦FINALに続き電王戦合議制マッチでもコンピュータと戦うことになった。
  • お勧め書籍:

阿久津主税(あくつちから)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

阿久津主税|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関東
  • 師匠:滝誠一郎八段
  • 戦績:第17期銀河戦優勝他
  • 戦型:居飛車(阿久津流急戦矢倉)、相掛かり、横歩取り
  • 愛称:アッくん、東の王子
  • 人物:棋戦の解説役としてメディアや中継に登場することも多い人気棋士。棋風は天才肌で「業師(わざし)」とも言われ、相手の一瞬の隙を突いた攻めで敵陣を攻略する。
    陣形としては金銀が上に盛り上がっていく将棋を得意としている。

    世代的には、生まれが近い山崎隆之八段とは東西の人気棋士として比較されることも多く、二人とも30台の強豪棋士であることから、「山崎・阿久津世代」と呼べるかもしれない。
    端正なルックスで山崎隆之八段の「西の王子」に対して「東の王子」と呼ばれる。

    棋戦の司会で聞き手の女流と組むことも多いが、女流棋戦もチェックしており、女流棋士の戦型等も良く知っているため話が弾むことが多い。
    2017年から始まったAbemaTV将棋チャンネルでは第1回の司会を担当した。

    現在の研究会は森内(俊之)研に入っているようだ。メンバーは森内俊之九段、阿久津主税八段、高見泰地五段、佐々木大地四段などが入っている。
    西尾明六段とは飲み友達として気心が知れた仲。
    好物はそば茶。

  • キーワード:
    • ギャンブル……競馬やパチスロなどのギャンブル好きで知られる。結婚式のテーブルを北斗の拳、ジャグラーなどパチスロの台名で席決めしていた。
    • AWAKEとの戦い……2015年の電王戦FINALで「AWAKE」と対局しソフトの弱点を突いた戦いでわずか21手で勝つが賛否となる。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter
      阿久津主税 (@rsopx4U0BRTMQBx) | Twitter
  • お勧め書籍:

橋本崇載(はしもとたかのり)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

橋本崇載|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関東
  • 師匠:(故)剱持松二九段
  • 戦績:第35期棋王戦準決勝他
  • 戦型:キャラクターや発言内容から派手な戦型をイメージしがちだが、実際には地道に駒組をして優勢を拡大する落ち着いた棋風である。
  • 愛称:ハッシー
  • 人物:奇抜な出で立ちと言動で、色々な意味で話題になることが多い棋士である。
    テレビの対局で金髪パンチパーマという出で立ちでカメラ目線でしきりにカメラの方を見て対局。
    2009年に六本木に将棋のさせるバー「SHOGI−BAR」をオープンしたが、2017年に閉店。また、住居を神奈川に移転した。
    将棋漫画『ものの歩』の監修を行っていた。
  • キーワード:
    • コメント……コメントが面白く話題になることが多い。2012年のNHK杯対局前インタビューでは佐藤紳哉が豊島将之を評したいわゆる「序盤中盤終盤コメント」をコピー。「羽生さん?強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。だけどオイラ負けないよ」と発言した。
      2013年NHK杯対局前インタビューではドラマ「あまちゃん」のパロディを披露。「駒たちが躍動するはしちゃんの将棋をみなさんに見せたい じぇ・・じぇ・・じぇ」と発言。
    • 二歩……2015年NHK杯の行方八段との対局では二歩のため反則負けし、対局者双方の表情などからも大きく話題になった。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter(2017年現在アカウントを閉鎖)
  • お勧め書籍:

野月浩貴(のづきひろたか)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

野月浩貴|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関東
  • 師匠:勝浦修九段
  • 戦績:NHK杯戦ベスト4、早指し新鋭戦優勝他
  • 戦型:相掛かり、横歩取りなどの攻め合いに強い
  • 愛称:
  • 人物:多趣味であり、サッカーや旅行、英語など様々な分野に興味があり、旅行では国内、海外問わず行っているようだ。
    北海道出身棋士で広瀬章人八段の先輩に当たる。
    解説では全ての筋を丁寧に追う細やかな解説をしている。
    棋士同士の掛け合いなどでもサービス精神旺盛な棋士である。
    2017年から始まったAbemaTV将棋チャンネルの開設では鈴木大介九段と共に尽力した。 漫画『ナリキン!』の監修を務めた。
  • キーワード:
    • 英語……英語が得意であり、日本将棋連盟サンフランシスコ支部の師範を務めており、海外での将棋の普及に尽力している。
    • サッカーファン……地元のコンサドーレ札幌を応援している。
    • Twitter……本人が更新しているTwitter
      野月 浩貴 (@nozuki221) | Twitter
  • お勧め書籍:

豊島将之(とよしままさゆき)

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(出展:日本将棋連盟公式サイト)

豊島将之|棋士データベース|日本将棋連盟

  • 段位:八段
  • 所属:関西
  • 師匠:桐山清澄九段
  • 戦績:棋聖1期、王位1期他
  • 戦型:オールラウンダー、横歩取り
  • 愛称:きゅん、きゅん様、トヨピー、天才オールラウンダー
  • 人物:糸谷哲郎、村田顕弘、稲葉陽と共に関西若手四天王と呼ばれる。
    朴訥なキャラクターで、将棋漫画「3月のライオン」の主人公・桐山零のモデルとも言われ女性人気が高い。
    飄々として隙のない受け応えと風貌が似ている事から、若き日の羽生善治を髣髴とさせる面も。

    山崎隆之によると、順位戦は事前に先後が決まっているため、事前研究の精度が物を言うのだが、豊島は事前研究の精度が飛び抜けて高いとのこと。
    また、オールラウンダーである事も豊島の強みの一つとなっており、何を指してくるかが読めないため、相手からすると非常にやり辛いことも対局での利点である。
    稲葉陽八段からも自著で

豊島六段はどんな戦型でも指しこなすので、作戦の予想が立てにくい。
引用元:「稲葉陽の熱闘順位戦」(マイナビ将棋BOOKS)

と印象を書かれている。

対局中の姿勢良く、投了するまで姿勢が変わらないため、「投了するまで前傾姿勢はやめて欲しいですね」と山崎隆之に指摘された。
2014年の第3回将棋電王戦で将棋ソフトYSSと戦い勝利。この戦いでは5人の棋士(菅井竜也五段、佐藤紳哉六段、豊島将之七段、森下卓九段、屋敷伸之九段)が5つのソフトと戦うという団体戦だったが、結果はソフト側の4勝1敗で終わり、棋士で勝利したのは唯一、豊島だけだった。

研究ではフリーのソフトを使用している。

【将棋】叡王戦(再)エキシビションマッチ 久保利明九段 vs 豊島将之七段 – 2016/12/18 13:15開始 – ニコニコ生放送

実力的にも早々にタイトルを獲得すると思われていたが、挑戦者が続くも中々タイトル獲得をすることは出来なかった。
2018年に行われた第89期棋聖戦では羽生棋聖(当時)を破り、念願の初タイトルとなる棋聖となった。
続いて第59期王位戦でも菅井竜也王位(当時)からタイトルを奪取し初の王位を獲得。これで2018年に棋聖・王位の2冠となった。

  • キーワード:
    • 序盤、中盤、終盤、隙がない……佐藤紳哉のコメント(「豊島? 強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。」)でもよく知られる。なお、「序盤中盤終盤」に関してどれが好きかという質問に対し、2017年10月14日に行われた第3期叡王戦八段予選で勝利後のインタビューで「昔は終盤が好きだったが今はどれも好きである」とコメントをした。
    • ハプニングによく見舞われる豊島……豊島自身には全く非がないにも関わらず、頻繁にトラブルやアクシデントに見舞われている。
      2016年の第2期叡王戦で対戦相手の久保利明九段が対局に間に合わず、豊島が一人で盤に駒を並べて1時間正座で待ち続け、駒を仕舞うという形で不戦勝となったことで話題になった。(後日、この幻の戦いはエキシビションマッチとして実現。第2期叡王戦の決勝戦が2日決着となったため、12月18日に、久保九段と豊島七段が改めて戦うという趣向で実現した。(結果は久保九段の勝ち)
      久保によると、第2期叡王戦の決勝戦3日目の解説を依頼されていたとのことだが、3日目が空き日となったため、ドワンゴ側から改めてエキシビションマッチという形で企画提案されて受諾したとのこと。

      2018年7月17日に行われた第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第5局では、千代田区の都市センターホテルで対局が行われていた。
      対局相手の羽生棋聖が席を外している間、突然部屋に警報が鳴り響き、豊島は耳栓を外して記録係と共に避難した。入れ替わりで戻ってきた羽生は説明を受け、その後直ぐに豊島も戻り対局が再開した。
      ホテルの消防訓練用のサイレンで対局室だけ切っていたサイレンが切れていなかったため鳴ったホテル側の不手際と判明。

      2018年9月26日に行われた第59期王位戦七番勝負第7局(1日目)でも都市センターホテルでの対局でアクシデントが発生した。
      15時のおやつが運ばれる際、ホテル給仕係がアイスコーヒーのグラスを運ぶ際にグラスからこぼれて盤と駒にかかった。
      豊島の着物にもかかり、対局が中断。その後、盤と駒が空拭きされた後、対局が読み上げで再開されるという前代未聞の事態となった。
      この時、ニコニコ将棋生放送とアベマTVで中継がされていたが、ニコニコでは解説の田中寅彦九段の水泳の映像が映されており、アベマTVはCM中だったため、こぼした瞬間の映像が残っていないという椿事だった。

  • お勧め書籍:

次のページは七段棋士

七段棋士

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