平成28年分確定申告をやよいの青色申告オンラインで提出した作業記録

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昨年12月から行っていた平成28年度分確定申告作業を昨日3月13日に確定申告書類の郵送提出して完了しました。
簡単ですが経緯と作成の注意点などを記録しておきます。

確定申告書類を自力で作成することにする(2016年12月)

これまでSE営業会社の帳票フォーマットで作成していた確定申告書類を今年(平成28年提出分)から自分で作成することにしました。
確定申告自体は過去数度提出しているので、提出にはどういう書類が必要かといった基本的な知識はあります。
提出分の平成28年はそれほど仕訳内容がなく、これまで提出した書類もあるため、自分だけで作業出来るだろうという見込みから今回初めて自分だけで作成することにしましたが、当初思ったようには上手くいきませんでした。

確定申告作業を開始するが営業会社指定のソフトで苦戦(2016年12月)

2016年12月から申告作業を開始しました。
提出は毎年2月16日から3月15日の1ヶ月間なので、そんなに急がなくてもいいのではないかと思われるかもしれませんが、提出に慣れていない人は仕訳で詰まることが多いので、このくらいから始めた方がいいと思います。
(慣れると数日でも作成可能になります。)

これまでの申告は、SE営業会社の方で用意したエクセルシートの帳票に自分の領収などの費用を記録し、SE営業会社の報酬以外に収入があればそちらの源泉徴収を営業会社に渡し、医療費などもあれば領収書・明細を営業会社に渡し、後は彼らの指示どおりに計算や記入をして営業会社に提出していました。
営業会社から税務署に郵送提出していたので、自分で提出はしていませんでしたが、確定申告受領後に控えが税務署から送られてくるので、自分は控えだけを持っているという状態になります。

昨年12月に営業会社に「今年からは自分で確定申告作成します。」と連絡をすると、「営業会社の方でクラウドの申告ソフトを用意しているから、そちらで仕訳してもらうと、営業会社の会計担当が確認しながら作成出来ます。」という話になり、営業会社で契約している申告ソフトを使って仕訳を入力することにしました。
ソフトのIDなども発行してもらい、12月から仕訳を開始したものの、作りやUIがおかしい上、マイナーなソフトのためネットや書籍の情報もほとんどなく、仕訳の記帳が遅々として進みませんでした。
1週間くらい試行錯誤して、とても自分で進められるソフトではないと判断し、営業会社に「このソフトを使うのは無理なので、自分で申告ソフトを探してやります。」と連絡して確定申告が可能なソフトを探すことにしました。

ここでは余り詳細は書きませんが、営業会社で指定ソフト以外での確定申告サポートをどの程度まで行うのかがはっきり分からなかったので、自分の場合、実際の確定申告の仕訳等よりも営業会社とのやり取りにかなり時間を費やすことになりました。
最終的に「申告ソフトは指定のもの以外を使っても構わない。事業活動に関係のある税務相談は可能。申告書類のチェックは確認可能」という線で決着しました。
つまり、自分の場合、申告ソフトである程度自分で書類は作る必要はあるが、仕訳の質問や提出前の書類のチェックはしてもらえるという体制になりました。
営業会社とは事業提携しており、自分の加入団体となっているため、これらの料金は無償です。

確定申告ソフトをやよいの青色申告オンラインに決める(2016年12月末~2017年1月上旬)

年末から正月の間に、ネットの情報や書籍を探して確定申告が可能なソフトを探しました。
確定申告ソフトはPCインストール型とクラウド型の2種類ありますが、現在主流なのはクラウド型です。
人気のクラウド申告ソフトは以下の3つです。

  • やよいの青色申告オンライン
  • MFクラウド会計(マネーフォワード)
  • クラウド確定申告ソフトfreee(フリー)

通常はこのどれかを使うことになると思います。
自分は『やよいの青色申告オンライン』を選択しました。
https://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro_ol/

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単純に、ネット上の情報量が圧倒的に多く、個人事業主でこのソフトで申告している人の仕訳の情報が多い印象です。
また、確定申告の書籍についてもやよいの青色申告オンラインを使って説明している書籍が多かったです。
初年度は無料で利用可能な点もとりあえず的に始めても費用はかかりません。

ソフトはやよいに確定し、正月明けからやよいの青色申告オンラインにユーザー登録し仕訳を開始しました。
まずは手元にある平成27年度の確定申告書類の控えの「年度末の数値」からやよいに数値を転記して初期設定を行います。
自分の場合は年末に売掛金があり次年度に持ち越した金額となっていたため、その金額を「平成28年度中に回収した」という仕訳を入れる必要がありました。

やよいでは直感的に仕訳が可能なソフトになっているため、1年分の仕訳を完了するのに2,3日で行えました。
Googleアドセンス、Amazonアソシエイツ等の広告収入の仕訳もネット上の情報を参考にして問題なく仕訳が出来ました。

購入した確定申告の書籍

仕訳方法のサンプルなど、確定申告の書籍としては自分が見ていたのは主に2冊(Kindle書籍)だけです。

「ダンゼン得する~」は仕訳のパターンが豊富で、欲しい仕訳の入力がこの本だけで探すことが出来ます。
注意点としては、アドセンス等ネットの広告収入の仕訳方法が掲載されていなかったので、広告収入の仕訳に関してはネットの情報を探して仕訳していました。

もう1冊は毎年出版されている「個人事業主・フリーランスのための~」。
こちらはその年の税制改正などの話題とやよいを使った申告方法の全体的な流れが書かれています。

青色申告に役立つサイト

書籍以外はネットの情報を探して仕訳を行いました。ネットの情報は沢山あるため、自分の仕訳内容に合った情報を探して問題ないと思いますが、自分が一番見ていたのはこのサイトですので紹介します。
http://www.blue-return.info/
こちらのサイトでやよいの青色申告オンラインの導入方法、基本的な仕訳や記帳方法、広告収益の仕訳について知識が得られると思います。

今回、この記事では詳細を書いていませんが、やよいの基本的な設定についてもこの2冊や他の確定申告の書籍にも書かれているので、やよいの基本的な設定が知りたいという場合は書籍を見られるといいかと思います。

やよいの青色申告オンラインに仕訳を入力していく(2017年1月末)

仕訳のパターンは色々あり業態や個人によっても違ってきますが、自分の場合は売上についてはSE営業会社を通して仕事をした利益を営業会社から「報酬」という形で折半し自分の口座に振り込まれます。
他に自分で運営しているネットコンテンツやブログの広告収入というのが売上になります。
費用は、仕入れなどはないため、事業関連の日々の購入を領収書を取っておき、そこからどの費用科目に使ったかについての仕訳。
事業用口座から引き落として購入したものについても銀行口座の履歴ファイルをダウンロードして1件ずつ仕訳。
それ以外にも年間所得が200万超の場合年間10万円を超える分の医療費があれば控除申請出来るのでそちらもやよいに入力していきます。(年間所得100万なら5万円を超える医療費)

パターン化すると主に以下のような仕訳のパターンになります。

  1. 所得控除の仕訳
    領収書から転記した所得控除の仕訳
    銀行口座から引き落とした所得控除の仕訳
    社会保険料の控除の仕訳
  2. SE報酬系の仕訳
    営業会社からの報酬(売上)の仕訳(売上高⇒売掛金)
    営業会社報酬の売掛金を口座入金して回収する仕訳(売掛金⇒入金)
  3. 広告収益系の仕訳(アドセンスなど)
    広告収益の売上の仕訳(売上高⇒売掛金)
    広告収益報酬の売掛金を口座入金して回収する仕訳(売掛金⇒入金)

自分の場合この3つが主な仕訳でした。
GoogleアドセンスとAmazonアソシエイツは仕訳方法が異なっていて、Amazonは振り込み手数料が300円差し引かれるので手数料についても記帳します。
減価償却や医療費の入力は確定申告書類の作成と青色申告決算書の作成をする過程で入力画面があるため、後は実際にこれらの作成に入ります。
作成といってもやよいがほぼ全自動で計算するため、作成の1から10まで全てやよいの画面の指示どおりに入力または入力なしで次へを進めるだけです。
入力を完了したのが大体1月末ごろでした。

やよいの青色申告オンラインで作成した書類を営業会社担当者にチェック依頼する(2017年2月)

やよいの画面指示を完了すると作成されるPDFファイルが以下の3つです。
このうち印刷して税務署に提出するのが平成28年分確定申告書Bと平成28年分所得税青色申告決算書(一般用)になります。

  • 平成28年分確定申告書B(税務署に提出)
  • 平成28年分所得税青色申告決算書(一般用)(税務署に提出)
  • 平成28年分仕訳帳・総勘定元帳(税務署には提出不要)

この3つを作成し、営業会社の確定申告担当者にファイルをメールで送り確認を依頼しました。
数日後連絡があり、指摘事項が若干あったため修正を行いました。
時間がかかっているのは修正が多かったためではなく、ブログを同時期にWordpressに移転していたため、そちらに時間を取られていたためです。
これが2017年2月頃です。

やよいの青色申告オンラインで作成した書類を会場提出(2017年3月上旬)

3月上旬の時点で修正をした内容をダウンロードし、PDFファイルをUSBに入れてコンビニのマルチプリンターで印刷しました。
(この時はカラーで印刷してしまいましたが、後で調べると白黒でも提出可能ということです。)
印刷後、買っていたA4角型2号の封筒に入れて確定申告会場に行き会場提出しました。

確定申告が会場または郵送提出可能ということは知っていましたが、会場でどういうことをやっているか知りたかったためです。
2月16日から3月15日までは、確定申告の会場は最寄の税務署でなく、大きな会場を貸切で行われています。
確定申告をする人を税務署では収容出来ないためです。(土日は税務署が休みのため平日のみです。)
自分の行った会場のあるビルもかなり人が多く、前室の広い部屋に椅子に多くの人が腰掛けて自分の順番が来るのを待っていました。
役所や病院のように発券されその番号を呼ばれて、奥の更に広い場所に相談ブースがパーティションで区切られており、そこで税務署担当者に相談しながら入力するという形でやっているようです。

自分の場合は既に作成しているので、「確定申告書類提出」と書かれた箱に封筒を入れるだけでした。
もし、発券されて順番待ちしながら作成すると数時間の順番待ちをしてから作成していたと思います。
会場で順番待ちをして作成するのはかなり大変だと思います。
自分の場合は営業会社の担当者などに相談が可能でしたが、やよいの有料プランでも申告や仕訳の相談が可能なので、やよいを使っている人は有料プランで相談しながら作成したほうがいいと思います。

一旦提出しましたが、会場奥では、控えに押印をしてもらって提出する場所があり、そこにも長蛇の列が出来ていました。
控え自体はやよいで作成した際に提出用と控え用で自動的に作成されますが、自分は事前に控えの押印をするという意識がなく、控えを会場に持って行かなかったため押印は出来ませんでした。

控えの押印がなくても税務署への提出は問題なく行えますが、後で金融機関などに確定申告提出の証明を求められた時に、税務署が押印したものが控えとして証明に使えます。
もし提出の時に税務署押印の控えをもらわなければ、後で税務署に「開示請求」を行えば控えがもらえるようです。ただ、申告期間内であれば再提出が可能なので、税務署押印の控えをもらっていない場合は控えをもらったほうがよいと思います。

また、後で気付いたのは医療費の控除申請をする場合は医療費の領収書・明細を一緒に添付する必要があるということでした。
自分の場合、税務署押印の控えをもらいたいということと、医療費の控除申請の領収添付が必要なため、再提出することにしました。
再提出に当たっても特に手続きは必要なく、新しい日付で提出された方が再提出として認められることになります。

確定申告書類の再提出「特定記録郵便」で郵送(2017年3月13日)

やよいでダウンロードした以下のPDFファイルをUSBに入れてコンビニのマルチプリンターで印刷します。
印刷は白黒でも問題なく税務署に提出出来ます。

  • 平成28年分確定申告書B
  • 平成28年分所得税青色申告決算書(一般用)
  • マイナンバーカードの写しの台紙

今年(平成28年提出分)からマイナンバーカードの写し(コピー)の添付も必要になったため、マイナンバーの表・裏もコピーします。
(確定申告にマイナンバーが必要になることが分かっていたので、マイナンバーカードは以前発行済みでした。)
マイナンバーのコピーは以下の台紙に貼り付けて一緒に提出するので、台紙のPDFもダウンロードしてUSBに入れて印刷します。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/pdf/honninkakunin.pdf

プリントアウトされるのは以下の書類です。

  • 申告書B第1表(提出用・控え用)
  • 申告書B第2表(提出用・控え用)
  • 損益計算書(提出用・控え用)
  • 損益計算書明細(月別売り上げ等)(提出用・控え用)
  • 損益計算書明細(減価償却費)(提出用・控え用)
  • 貸借対照表(提出用・控え用)
  • 医療費明細(提出用)
  • マイナンバー添付台紙(提出用)

印刷後の作業

印刷後、押印や手書きを加えます。
控えにも同様に押印します。
押印についてはシャチハタは不可です。認印か実印を押印します。
マイナンバーについてはコピー表裏を台紙に貼り付けます。
手書きが必要な箇所は以下です。

  • 個人番号(やよいで作成時に個人番号を入れていれば不要)
  • 提出日
  • 事業所電話番号(やよいのソフトでは空欄になるため)
  • 還付先銀行口座(やよいのソフトでは空欄になるため)

この後、郵便局やコンビニなどで売っている切手120円分を購入し、返信用封筒に貼り付けます。

郵送用封筒に入れる最終状態

封筒に入れる郵送物の最終状態は以下です。

  • 申告書B第1表(提出用・控え用)(押印済み)
  • 申告書B第2表(提出用・控え用)
  • 損益計算書(提出用・控え用)(押印済み)
  • 損益計算書明細(月別売り上げ等)(提出用・控え用)
  • 損益計算書明細(減価償却費)(提出用・控え用)
  • 貸借対照表(提出用・控え用)
  • 医療費明細を貼った封筒(中に医療費領収書・明細の原本を入れる)
  • マイナンバー添付台紙(マイナンバー写し貼り付け済み)
  • 返信用封筒(A4サイズ角型2号 切手120円分を貼り付け)

これらを郵送用封筒に入れます。

郵送用封筒表面に宛先に税務署の住所、税務署名に御中を書きます。
更に、「信書便物」「確定申告書類等在中」と表面に書いておくと税務署から見て分かりやすいと思います。
裏面には自分の住所氏名を記載しておきます。

特定記録郵便での郵送

配送状況を追跡したいため、特定記録郵便で窓口に郵送依頼しました。
特定記録郵便は410円かかります。

特定記録郵便は、窓口で依頼すると「書留・特定記録郵便物等受領証」が発行されます。
この受領証に「お問い合わせ番号」が書いてあるのでこれで自分の郵便の配達状況を追跡出来ます。

郵便物追跡方法は、日本郵便のサイトにアクセスします。
http://www.post.japanpost.jp/index.html

追跡サービスの「お問い合わせ番号を入力」に受領証の「お問い合わせ番号」を入力して検索を行うと現在の配達状況が表示されます。
追跡結果の配達完了メール通知サービスを押すと配達完了後にメールが送られてくるので確認する手間が省けます。

確定申告の提出期限は3月15日ですが通信日付印(消印)が3月15日であれば(郵便局で窓口提出が3月15日でも)期限内提出として見做されます。

この後は、3月から4月頃にかけて税務署から押印した控えが届くので、それを保管しておきます。(自分の場合は郵送後の3日後に押印された控えが届きました。)

本稿の終わりに

やよいの青色申告オンラインを使うことで大幅に仕訳作業の時間短縮が可能でした。
税務や仕訳に余り知識のない自分のような人が青色申告をする場合は神ツールレベルといっていいと思います。
今回自分は初年度のため無料利用期間で作成しましたが、有料プランの「ベーシックプラン」だと仕訳の電話サポートも可能なため、サポート体制としても非常に心強いと思います。
やよいのサポートについては詳しくはこちらを見てください。
https://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro_ol/price/index.html

仕訳のパターンについては本文内で紹介している書籍やWEBサイトが役立つと思います。
仕訳の記帳は個人差がありますが、毎年同じようなパターンになるため、一度パターンを作っておくと後は同じ内容の繰り返しです。
自分の場合は収入はSE報酬の「売上⇒売掛金」と「売掛金⇒口座入金」での回収。
及び、広告収益の「売上⇒売掛金」と「売掛金⇒口座入金」での回収。
控除項目も大体毎年似たような内容になると思います。

事業用口座から事業主貸などで引き落としが大量に増えるとそれだけ記帳やチェックが増えて大変になりますが、今年から別の銀行口座(プライベート用口座)を作成してカードの引き落としを事業用口座にせずプライベート用口座だけにするようにしました。
来年は事業用口座の引き落としがほとんどなくなるため、更に楽になると思います。

確定申告の提出方法は会場や郵送以外にもe-Taxが可能です。e-Taxは国が運営している納税システムですが、行政特有のシステムの難しさ、分かり辛さがあるため税務知識のない人はe-Taxでの申告は避けたほうがいいと思います。
確定申告に慣れるまでは普通にやよいの青色申告などの申告ソフトで作成して郵送提出で出すのが無難です。

以上、平成28年度分の確定申告をやよいの青色申告オンラインで作成した内容でした。

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